「自分の歌声を配信したい」「手軽にカラオケができるアプリは無いのかな...」このような気持ちで本記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか。カラオケ配信は許可なく行うと著作権に触れる可能性もあるため、なるべく予めアプリ内でのカラオケが許可されているものを選ぶと良いでしょう。本記事ではカラオケ配信アプリのおすすめランキングを紹介します。
カラオケ配信アプリのおすすめランキング
本記事ではカラオケ配信ができるおすすめの配信アプリをいくつか紹介します。アプリ別に特徴やできることが異なってくるため、自分に合った配信アプリを見つけるための参考にすると良いでしょう。
Pokekara(ポケカラ)

Pokekara(ポケカラ)は無料でカラオケ配信ができるアプリです。
カラオケ配信に特化していることが最大の特徴であり、採点基準の本格性やオンラインでカラオケルームを作れるなど、カラオケ配信に関する機能が充実しています。また、楽曲数の豊富さにも定評があり、流行りの楽曲は随時追加されていくようです。
アプリをインストールするだけで手軽にカラオケ配信ができるため、特別な準備の必要が無い点もメリットでしょう。
Colorsing(カラーシング)

Colorsing(カラーシング)はカラオケ配信と歌配信に特化したアプリです。
JOYSOUNDという有名業務用通信カラオケと提携しており、JOYSOUNDの音源を10万曲以上無料で利用できます。また、1曲歌うごとに報酬が獲得できるため、あまりライブ配信に時間が取れない方でも効率よく稼いでいけると言えるでしょう。
アプリのユーザーには本当に歌が好きな人が多いため、歌でしっかりと評価してくれる環境が整っています。
topia(トピア)

topia(トピア)はアバター(Vライバー)を使ったカラオケ配信に特化したアプリです。
アバターを使ったカラオケ配信になるため、顔バレのリスクがありません。そのため、顔出しに抵抗がある方にはおすすめのアプリだと言えるでしょう。そもそものコンセプトが「アバター×カラオケ配信」となっているため、全く新しい形態の配信アプリです。
また、ユーザーの質が高いことにも定評があり、非常にアットホームな雰囲気での配信が可能となっています。
IRIAM(イリアム)

出典元:https://www.live.iriam.com/
IRIAM(イリアム)は通常アバターでの雑談配信がメインであるものの、歌配信枠が近年盛り上がりを見せています。近年バーチャル配信市場が伸びていることから、配信上でアバターが歌うという行為自体が物珍しいからだと言えるでしょう。
しかし、イリアムで歌配信をする場合は著作権に気をつけなければいけません。イリアムは音楽著作権協会JASRACと提携をしており、配信内での音楽使用による著作権はJASRACに帰属しています。
そのため、歌配信をした際にはイリアムのアプリ内から楽曲の使用報告をする必要があります。このことから、イリアムでのカラオケ配信は少々ハードルが高いと言えます。
なお、IRIAMの評判については以下の記事を参考にしてみてください。
ポコチャ

出典元:https://www.pococha.com/ja-jp
ポコチャには「カラオケ配信」というライバー側で使用できる機能が存在しています。
配信画面からマイクのアイコンをタップするだけでカラオケ配信が開始でき、その手軽さからポコチャでカラオケ配信を行う方も増えています。また、楽曲が流れている最中はライバー側に歌詞が表示されたり、一時停止や強制終了などの細かい操作もボタン1つでできます。
他の配信アプリに比べてカラオケ配信の「やり易さ」が大きいでしょう。
なお、ポコチャの評判については以下の記事を参考にしてみてください。
17LIVE

17LIVEは「歌配信」枠が存在し、大きな盛り上がりを見せています。
17LIVEはJASRACと提携しており、権利がJASRACに帰属している音源であれば自由に使うことが可能であるため、比較的始めるハードルは低いでしょう。しかし、いくらカラオケ音源と言えどカラオケボックスでの歌配信は禁止されています。
また、アプリ内に歌配信関連の機能が少ないため、音源を流す機械などの準備は自分で行わなければいけません。ユーザー数が多いアプリであるため埋もれるリスクは少ないものの、事前準備や留意事項など、守るべきことが多く存在します。
なお、17LIVEの評判については以下の記事を参考にしてみてください。
カラオケ配信は著作権違反になる?
正式な許諾を得ずにカラオケ配信を行った場合、著作権違反になる場合があります。
そもそもカラオケの楽曲の権利はJASRACや他の権利管理団体に帰属しています。そのため、各団体が管理する音源の使用許可を得ずに配信を行った場合、無断使用(著作権違反)とみなされ、刑事罰の対象になる可能性があります。
ですが、カラオケ配信機能があるアプリは各音楽権利管理団体と提携を結んでいるものが多いため、提携済のアプリ内で音源を使っても著作権違反にはなりません。しかし、一概に全てのアプリが各音楽権利管理団体と提携を結んでいるとは限らないため、配信したいアプリの楽曲使用に関するガイドラインは事前に確認しておきましょう。
著作権違反になるケースは、あくまでも「音源の無断使用を行った場合」のみです。
配信したいアプリで、自分が歌いたいカラオケ音源が使えるかは必ず確認しよう
カラオケ配信アプリの選び方
カラオケ配信アプリは数多くありますが、アプリによってそれぞれ特徴が異なります。そのため、自分に合った配信アプリを選ぶ必要があります。以下でカラオケ配信アプリを選ぶ際の選定基準を紹介します。
歌配信機能の充実度
歌配信機能の充実度は配信の質に大きく影響します。
カラオケ配信を自分で1から始めるとなると、各種音楽機材の準備や音源の使用許可などを全て1人で行わなければいけません。その点、カラオケ配信機能が元から充実しているアプリであれば、初心者でもクオリティが高い配信が可能です。
また、歌配信が充実しているアプリはその分ユーザーの歌配信に対するニーズが高いため、自分の配信に来てくれる人もその分多くなることが見込めるでしょう。
カラオケに関する機能が多い=ユーザーのカラオケ配信のニーズが高い
顔出しの必要性
歌配信をしたいけど、あまり歌っている姿を見られたくないという人は意外に多くいます。
歌配信では顔出しで歌うことが必要だというイメージがありますが、実は顔出し無しでも歌配信をすることは可能です。例えば「topia」ではアバターでの歌配信がメインになるため、顔出しの必要性がありません。
他の配信アプリでも「ラジオ配信」機能によって顔出し無しでも歌配信をすることが可能ですが、一般的なライブ配信アプリで顔出し無しで配信をしても中々伸びないのが事実です。
自分が顔出しで配信をしたいかどうかは事前に決めておきましょう。
報酬の還元率
報酬の還元率は自分の収入に直結します。
そもそもライブ配信における「還元率」とは、当月の投げ銭や時給によって発生した報酬の何%が自分の手元に入るか、という指標です。例えば還元率30%の配信アプリでは、当月で発生した報酬の内の30%が自分の収入として振り込まれます。
折角配信をしているのであれば、それなりにお金を稼ぎたいという方がほとんどなのではないでしょうか。アプリ選定の際はなるべく還元率が高めのアプリを選ぶことで、効率的に稼ぐことが可能です。
ライブ配信アプリの還元率相場は25%〜35%
カラオケ配信を行うメリット/デメリット
自分の好きなことを配信できることに定評のあるカラオケ配信ですが、いくつかメリット/デメリットが存在します。始めてみてからギャップを感じてしまうと勿体無いため、ここでしっかりとメリット/デメリットを抑えておきましょう。
カラオケ配信を行うメリット
カラオケ配信を行うメリットは以下のことが挙げられます。
カラオケ配信を行うメリット
- 自分の趣味を発信できる
- カラオケに行かなくても無料で歌える
- 好きなアーティストのファンと交流できる
歌うことが趣味という方は多いため、そのような方にとっては自分の趣味を発信しながら収入を得ることができます。また、カラオケにわざわざ行かなくてもアプリ上で簡単に音にのせて歌うことを楽しむことができる他、好きなアーティストの曲を歌うことで配信を見にきた同じファンの方と交流できるのは非常に有意義でしょう。
カラオケ配信を行うデメリット
カラオケ配信を行うデメリットは以下のことが挙げられます。
カラオケ配信を行うデメリット
- 雑談配信を見たいリスナーさんには響かない
- 一部楽曲の使用許可取りが必要なアプリもある
- 自分の好きな歌ばかりは歌えない
ライブ配信は「リアルタイムでのコミュニケーション」を楽しむアプリであるため、基本的にリスナーさんは雑談配信を見たがっています。そのため、雑談配信を見たいリスナーさんはあまり立ち止まってくれないでしょう。
また、楽曲の使用には各音楽権利管理団体の許諾が必要であるため、アプリによっては自分で申請する手間がかかります。さらに、あくまでもライブ配信は「リスナーさん目線」で行う必要があるため、リスナーさん世代に合わせた歌をチョイスしたりリクエストに答えたりと、自分の好きな歌ばかりを歌っていては伸びにくいでしょう。
ライブ配信アプリは、あくまでも「リアルタイムでのコミュニケーション」を楽しむ」もの
カラオケ配信をやる際の事前準備
ライブ配信はスマホ1つでできますが、しっかりと伸びていくためにはある程度の事前準備が必要です。本章ではカラオケ配信を行う際に最低限しておきたい準備を解説します。
各配信機材を揃える
カラオケ機能が豊富なアプリでは、スマホ1つで配信自体は始めることができますが、しっかりと伸びていくためにはある程度の機材が必要になります。例えば以下です。
カラオケ配信であると良い機材
- マイク
- マイクスタンド
- ミキサー(オーディオインターフェース)
- ヘッドフォン
- カメラ
アプリの機能とは言えど音質には限界があるため、高音質な声や音源を届けるためにマイクが必要になります。また、ミキサーは音の出力や音響などでも活躍する他、自分の好きなカラオケ音源も簡単に流すことが可能です。
歌える曲のレパートリーを増やす
自分が歌える曲のレパートリーは常に増やしましょう。
同じ曲/アーティストばかり歌っていると、どうしても配信がマンネリ化してしまい、リスナーさんに飽きられてしまうリスクが高くなります。また、人気の歌ライバーはリスナーさんからリクエストをもらい、その曲を歌うことで投げ銭の機会を増やしています。
見に来てくれるリスナーさんの年齢層に合わせて、自分が歌える曲のレパートリーを増やし続けましょう。
90年代JPOPで有名なものを抑えておくと間違いない
著作権法について知っておく
前述したように、カラオケ配信では使う音源によっては著作権に触れてしまう場合もあります。具体的な著作権法は以下のとおりとされています。
この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
引用:https://laws.e-gov.go.jp/law/345AC0000000048
簡単に言うと「適切に著作物を利用しなければならない」ということです。著作権法についてはネット上で提示されているため、しっかりと読み込んでおくことをおすすめします。
カラオケ配信をやる際の注意点
カラオケ配信を行う際、いくつか注意すべきことがあります。以下では配信の中で注意すべきことを紹介します。
アプリのルールをしっかりと守る
配信アプリにはそれぞれ「ガイドライン」と呼ばれる、配信の際のルールブックが存在します。
そもそもライバーは配信の対価として収入を得る、立派なお仕事であるため、配信のルールを熟知しておくことは当然の義務だと言えます。カラオケ配信の場合、通常配信と異なり楽曲の使用可否やルールも+aで知っておかなければいけません。
また、著作権についてもガイドライン上で明確にルールが定められていることがほとんどです。
ガイドラインに反する行動/配信をした場合はペナルティが科される場合もあります。ガイドラインは徹底的に遵守しましょう。
投げ銭への反応を忘れないようにする
歌に集中しているとつい忘れがちですが、投げ銭への反応は忘れないようにしましょう。
リスナーさんが投げ銭をする理由は「そのライバーを応援したいから」です。応援をしたくて折角お金を使ったのに、蔑ろにされてしまってはあまり気持ちよくないですよね。
歌を歌っている最中でも投げ銭への反応は必ずするようにしましょう。この際、歌唱中は端的に反応し、歌が終わったら投げ銭をくれたリスナーさん1人ずつに感謝の言葉を述べると良いです。
歌ライバーが投げ銭を得るには、歌唱中に適切なリアクションができるかどうかで決まる
雑談を織り交ぜながら配信する
カラオケ配信機能が存在するとは言え、あくまでもライブ配信は「リアルタイムのコミュニケーションアプリ」です。
そのため、ライブ配信にはリアルタイムでライバーとコミュニケーションがしたい方が集まってきます。ライバーがただずっと歌っているだけでは、リスナーさん的には物足りないですよね。
実際に伸びているライバーでも7:3くらいの割合で雑談配信をしています。今日は雑談明日は歌配信、基本歌配信で雑談は次歌う曲を選んでいる時に、など、必ず雑談を配信に織り交ぜるようにしましょう。
カラオケ配信で稼ぐためのコツ
カラオケ配信アプリで稼ぐには、ある程度長期的なスパンでの努力が必要です。ただ歌えば良いという訳ではなく、マンネリ解消のための企画配信やリスナー参加型企画など、ある程度の戦略が必要なのです。
特定のノリを作る
特定のノリには枠の団結力を高める効果があります。
例えば高校生の体育祭でクラスTシャツを作って一致団結するなど、集団で同じ行動をすることは団結力が高まる効果があります。
この「団結力」はライブ配信にとって最も重要です。伸びるためには枠のリスナーさん全員が「ライバーを応援したい」と思うこと、すなわち団結力の高さが伸びに直結するのです。
投げ銭が発生した時、次の曲を決める時、リスナーさん入室時の挨拶など、特定のノリをいくつか作っておきましょう。
ノリの他にも、リスナーさんにあだ名をつける、ライバーから役職を指名する、なども効果的
企画配信を定期的に行う
実は歌配信は雑談配信と比較して投げ銭が飛びにくい傾向にあります。
なぜなら歌配信は、リスナーさんと交流する時間が雑談配信に比べて短いからです。そのため、歌配信で投げ銭を多くもらうには「リスナー参加型の企画配信」を定期的に行い、投げ銭への動機づけを作りましょう。
具体的には「◯コイン以上でリクエスト受付」などです。
流行りの曲を歌えるようにしておく
現在流行している歌はある程度抑えておきましょう。
流行している歌はリスナーさんも1度は聞いたことのある可能性が高いため、立ち止まってもらえる確率も高くなります。また、流行っているということは、それなりに「良い」曲です。音楽好きの人は様々なジャンルの曲を聞いていることが多いため、例えその曲を知らなくても「良い曲だな」「聞いてみよう」と思ってもらえるかもしれません。
音楽トレンドは常にチェックしておくと良いでしょう。
音楽トレンドの頻繁なチェックは歌ライバーには必須
まとめ
本記事ではカラオケ配信アプリを紹介しました。カラオケ配信には、同じ趣味のリスナーさんと密に関われたり、自分の好きなことを仕事にできるといったメリットがあります。
しかしカラオケ配信は音源を使うことから、著作権法を遵守した適切な配信を心がけなければいけないという点は忘れないようにしましょう。