「Vライバーとして活動したいけどどの配信アプリがおすすめか分からない」「顔出し無しでもしっかり稼ぎたい」、このような悩みを持って本記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか。実際Vライバーは初期準備が大変になってくるため、なるべく簡単に操作/始められるものを選ぶことで配信を継続しやすい=稼ぎやすいと言えます。この記事ではVライバー/VTuberにおすすめの配信アプリを7つ紹介します。
VTuberとVライバーの違い
VTuberとVライバーの違いは「活動するプラットフォーム」にあります。
VTuberはYouTube・Twitchなどで活動するバーチャル配信者(アバター配信)のことであり、動画での広告収入やスパチャ(投げ銭)が主な収入になっています。しかし、Vライバーはライブ配信アプリで活動する、アバター配信を行っているライバーのことを指します。
動画投稿も並行して行いたい場合はVTuber、ライブ配信のみを行いたい場合はVライバーとして活動すると良いでしょう。しかし、VtuberとVライバーの違いについては明確な決まりがないことも事実です。
VTuberとVライバーには明確な定義は存在しない
Vライバーの配信におすすめなアプリランキング
ここからはVライバーの配信におすすめのアプリを紹介します。主に「稼ぎやすさ」と「アプリの使いやすさ」を基準に選定しておりますので、迷ったら以下で紹介するアプリを選べば間違いないでしょう。なお、Vライバーとは「アバター配信」のことを指しています。
IRIAM(イリアム)

引用:https://www.live.iriam.com/
IRIAMのおすすめポイント
・アバターの動きがリアルで見応えがある
・アプリ内でアバターの作成〜配信まで全て行える
・アプリストアでの評判が高い
IRIAM(イリアム)はVライバーの配信に特化したライブ配信アプリです。
IRIAMでは業界初の「モーションライブ方式」を採用しており、他の配信アプリと比較してアバターの動きが流暢であり、あたかも本当に人間と会話しているようなリアリティ感が魅力です。また、特別な機材やソフトが必要なく、全てアプリ内の機能でアバターの作成〜配信まで出来るため、初心者Vライバーでも非常に使いやすい仕様となっています。
各種アプリストアでも良い評判を受けており、Vライバーと言えばIRIAMと言っても過言ではない立ち位置になっています。
REALITY(リアリティ)

REALITYのおすすめポイント
・ユーザーのライバー率が高いため、横の繋がりができやすい
・顔出し無しでも人気ライバーになれる
・アプリ内でアバターの作成〜配信まで全て行える
REALITY(リアリティ)もIRIAM同様、Vライバーの配信に特化したライブ配信アプリです。
REALITYはユーザーの大半がライバーであることから、気軽にライバーとしてもリスナーとしてもアプリを活用でき、その「気軽さ」が高評価を得ています。また、Vライバー特化であるため、顔出しの必要性が一切ありません。
アバター作成〜配信もアプリ内でワンストップで出来るため、IRIAMと並んで初心者のライバーにおすすめしたいアプリです。
topia(トピア)

topiaのおすすめポイント
・新ジャンル特化であるため、コアなリスナーさんが集まっている
・歌いたい歌を2万曲の中から選ぶことが可能
・アプリ内ユーザーの質が高い
topia(トピア)は、Vライバー×カラオケ配信という新ジャンルに特化した配信アプリです。
通常ライブ配信アプリでカラオケ配信をする場合、楽曲の使用申請を行わなければ著作権違反となる可能性もあり、非常にリスクの高い行為だと言えます。しかしtopiaは、音楽の著作権を管理している機関と提携を結んでおり、2万曲以上の高音質な音源が使い放題になっています。
Vライバーとして歌配信をしていきたい方にピッタリのアプリだと言えるでしょう。
BIGOLIVE(ビゴライブ)

BIGOLIVEのおすすめポイント
・世界最大級の配信アプリであるため、配信を見に来てもらえやすい
・投げ銭の還元率が業界最大級
・海外リスナーさんも多いためグローバルに配信できる
BIGOLIVE(ビゴライブ)は世界で3億人以上のユーザーを抱える、世界最大級のアプリです。
通常BIGOLIVEはリアルライバー(顔出し配信)がメインとなっておりますが、近年アプリ内のVライバージャンルが盛り上がっています。また、前述したようにBIGOLIVEには3億人のユーザーがいるため、その分見つけてもらいやすく配信活動がより円滑になるでしょう。
また、投げ銭の還元率も業界最大級であるため、効率的に収益化することも可能になります。
Mirrativ(ミラティブ)

Mirrativのおすすめポイント
・アバターでのゲーム配信に特化
・アットホームな雰囲気で配信できる
・スマホゲームに特化しているため、初心者でも操作しやすい
Mirrativ(ミラティブ)は、Vライバー×ゲーム配信という新ジャンルに特化した配信アプリです。
ゲーム配信ということもあり、通常のライブ配信のような雑談要素はあまり無いものの、ユーザー同士で仲良くゲームができるアットホームさが人気になっています。また、一口にゲームと言っても様々な種類がありますが、Mirrativはスマホゲームに特化していることもあり、より手軽にゲーム配信が行えることでしょう。
アプリの運営歴も長く、ユーザーが皆んな親切なことも高評価を得ています。
ピカピカ

ピカピカのおすすめポイント
・Vライバージャンルが近年盛り上がりを見せている
・イベントのプライズが豪華
・有名になれる道が多い
ピカピカは2018年にリリースされた、声だけ配信がメインのアプリです。
一見ラジオ配信に特化しているように見えますが、実はアプリ内に「アバター機能」があり、Vライバーとしても活動が可能です。また、ピカピカはイベントのプライズが豪華なことが特徴であり、イベント上位者には有名事務所とコラボした映像作品への出演権やラジオ番組への出演権が与えられることもあります。
ライバーとして稼ぎながら有名になりたい方におすすめのアプリです。
TikTok LIVE

引用:https://www.tiktok.com/live
TikTok LIVEのおすすめポイント
・月間の配信視聴者数が圧倒的に多い
・Vライバーが少ないため見つけてもらいやすい
・ショート動画の運用で、より様々な人にアプローチできる
TikTokLIVEは、ショート動画アプリ「TikTok」にて2020年にリリースされた機能です。
TikTokLIVEでは仕様上、普段ショート動画しか見ない人にもライブ配信が表示される仕組みになっているため、人目につきやすいことから効果的にリスナーさんを集めることが可能になるでしょう。また、TikTokLIVEは雑談がメインであり、Vライバーが少ない傾向にあるため、Vライバー好きのリスナーさんを効率的に取り込むことも可能でしょう。
しかし、TikTokLIVEでVライバーの配信をする場合は専用のソフトが必要であり、少々難易度は高いと言えます。
Vライバーの配信アプリを選ぶ基準
Vライバー向け配信アプリは数多くありますが、アプリによってそれぞれ特徴が異なります。そのため、自分に合った配信アプリを選ぶ必要があります。以下でVライバー向け配信アプリを選ぶ際の選定基準を紹介します。
簡単に始められるか
なるべく簡単に配信を開始できるものを選びましょう。
Vライバーはリアルライバーと違い、アバターの作成や投影などといった技術的な操作が必要になる場面が多いです。この技術的な操作ができないと、Vライバーで稼ぐどころか配信自体を断念せざるを得ないかもしれません。
イラストやモデリングができていない方は、アプリ内でアバターの作成〜配信までワンストップで行えるものが望ましいです。
アバター作成やイラスト作成など、専門的な知識が必要になる
アプリ内操作が簡単か
初めてのライブ配信では、アプリの操作画面や機能を覚えるのが最初の壁です。
実際ライブ配信アプリには、それぞれ特有の機能やノリ、暗黙の了解などが存在するため、それらを全て覚えてアプリを使いこなすには一定の期間が必要になります。そのため、なるべく画面操作が簡潔、かつわかりやすい配信アプリを選ぶようにしましょう。
Vライバーが多く活動しているか
アプリ内のVライバー人口がどのくらいかも確認しておきましょう。
これは「リスナーさんのVライバーの需要」を知ることができます。Vライバーが少ないアプリは、アバター配信の需要が少ない可能性があるため、結果的に配信をしても伸びる可能性が低くなってしまいます。反対に、Vライバーが多いアプリでは、それだけアバター配信の需要が多いことの裏返しであるため、効果的に伸びることができるでしょう。
人口に加え、アプリで一番活躍しているVライバーも併せてチェックすると、より細かいリサーチができます。
配信ジャンルは豊富か
Vライバーだけでなく、ライバーは基本的には雑談配信がメインになりますが、配信ジャンルの豊富さも見ておくと良いでしょう。
配信ジャンルを限定しているライブ配信アプリに比べて、様々な配信ジャンルがあるアプリの方が相対的にユーザー数が多い傾向にあります。また、配信を続けていくと雑談以外の配信に興味を持つ方も多く、そのような時に柔軟にやりたいことができる環境かどうかはモチベーションの維持にも繋がります。
配信のマンネリ化の解消にもつながる
Vライバーの配信を行うメリット/デメリット
一見良いことづくめのVライバーの配信ですが、いくつかメリット/デメリットがあります。始めてみてからギャップを感じてしまうと勿体無いため、ここでしっかりとメリット/デメリットを抑えておきましょう。
Vライバーの配信を行うメリット
Vライバーとして配信を行うメリットは以下です。
Vライバーの配信を行うメリット
- 顔出しの必要性がない
- 同じ趣味を持つリスナーさんと交流を深められる
- 自分の個性を活かしやすい
Vライバーは顔出しの必要性が無いため、身バレや顔バレをする可能性は少ないです。さらに、顔出し配信の際にネックになる人が多い、メイクの手間も省けます。しかし、2,5次元VTuberであれば、このようなメリットがなくなってしまいます。
Vライバーの配信にはアニメやゲーム好きの方が集まる傾向にあり、自分も同じ趣味を持っていれば共通の話題で盛り上がれるでしょう。
Vライバーの魅力は「声」や「イラスト」であり、絵を描くのが好きな人や自分の声に自信がある人は、その個性を存分に活かせる場所です。
Vライバーの配信を行うデメリット
Vライバーとして配信を行うデメリットは以下です。
Vライバーの配信を行うデメリット
- 各種機材やソフトの操作になれるまで時間がかかる
- ライバーとして稼げる保証がない
- 初期/配信継続に対して費用が発生する場合がある
アプリにもよりますが、Vライバーは配信機材やソフトを使いこなす必要があります。既にこの部分に精通している人であれば問題ないですが、そうでない場合、ソフトや機材の操作にストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
Vライバーだけではないですが、基本的にライバーは成果報酬であるため、ライバーとしてしっかりと収入を得られるようになるには、相応の時間が必要になります。
一部アプリでは、自分でアバターの制作〜投影まで行わなければいけないものもあるため、その場合にはアバターの制作にかかる料金や、各種ソフト/機材などの費用がかかる場合もあります。
Vライバーの配信をやる際の事前準備
配信アプリは人それぞれ向き不向きが存在するため、自分にあった配信アプリで配信を行うのが望ましいです。ここではVライバー向けの配信アプリの選び方を解説します。
なお、Vライバーの機能が豊富なアプリで配信をする場合は、後述する準備は基本的には不要です。しかし、あればその分配信のクオリティ向上に繋がるため、準備するに越したことは無いでしょう。
アバターのキャラクターデザイン(イラスト)+モデリング(Live2D)
Vライバーとして活動するにあたり、アバターのイラストは必須です。
このイラストが自分の顔になるため、なるべくデザインや服装には拘って作成すると良いでしょう。もし自分で作成するのが難しい場合、SNSなどでお仕事を募集しているイラストレーターさんに依頼するのも1つの手です。
また、イラストが完成した後は「モデリング」と言われる、イラストを画面上で動かすための加工作業が必要になります。イラストが完成したらモデリングを行い、完了次第フェイストラッキング(顔の動きを検知できるようにする作業)を行い、アバターが完成します。
なお、アプリによってはイラストやモデリングなどの事前準備が不要なものも存在します。アプリ内でボタン操作でアバターを作成できるものが該当するため、難しいと感じる方は事前準備不要のアプリを検討しましょう。
デザイン、イラスト、モデリングは外注するのが手っ取り早い
各種配信ソフト(OBSなど)
映像や音声を統合して配信できる、外部の配信ソフトはVライバーには欠かせません。
そもそもアバター配信は、外部ソフトでイラストと声を統合して配信画面に写すことで配信ができるため、ソフト無しでは配信ができないアプリがほとんどです。また、配信ソフトは使いこなすまでに一定の期間がかかるため、配信前から準備しておくと望ましいでしょう。
配信ソフトには様々な種類がありますが、ライバーに最も多く使われている「OBS Studio」がおすすめです。
各種配信機材(マイク・ミキサーなど)
Vライバーを見に来るリスナーさんは「声」や「雰囲気」が好きで見に来る人が多いです。
そのため、声や配信の雰囲気のクオリティを上げるための機材があると、よりリスナーさんが集まってきやすいでしょう。配信機材には色々な種類がありますが、Vライバーであれば「マイク」「ミキサー」を用意しておくと間違いありません。
Vライバーの平均月収
Vライバーの月収は、初心者〜トップライバーの間で大きな差があります。
ネット上で公開されている情報からすると、Vライバーの収入は月10万円〜100万円程度だと言われています。通常Vライバーの収入源は、投げ銭や時給といったアプリ内で設けられている報酬制度に依存するのですが、トップクラスのライバーになると企業案件やライブコマースなどで収入を得ている方も多いようです。
Vライバーの配信で稼ぐためのコツ
続いてはVライバーの配信で稼いでいくコツを解説します。投げ銭は配信時間に比例して増えていくため、とにかく時間を確保しつつ配信を伸ばすための努力を怠らないようにしましょう。
アバターのクオリティを上げる
Vライバーの配信では、リアルライバー以上に視覚情報が重要になります。
そのため、アバターのクオリティは自分ができる限り高いレベルまで上げましょう。イラストの上手さはもちろん、眼鏡やアクセサリーなどの装飾物や服装などの細かい部分に拘ると良いです。この辺りはプロのイラストレーターさんに依頼するのも良いでしょう。
Vライバーはアバターの質が命です。
アバターの可愛さ/かっこよさなど1つのコンセプトを決めておこう
アニメ・ゲーム好きのリスナーさんを取り込む
Vライバーを見に来る人の大半は、アニメやゲームなどの二次元コンテンツを好んでいる方です。
そのため、アニメ好きのリスナーさんが好みそうな内容の配信を行えると、効率的に伸びることが可能です。そもそもライブ配信においては「枠の団結力」が重要であり、同じ話題や同じ趣味同士の方同士では仲良くなれやすいことから、団結力がより一層高まります。
Vライバーにしかできない企画配信を行う
アバターだからこそできる、非日常的な企画配信は定期的に行いましょう。
何ヶ月もの間ずっと同じ内容の配信をしてしまうと、リスナーさんはいつか飽きてしまいます。このような「配信のマンネリ化」が起きないよう、企画配信をすることは重要なのですが、Vライバーの場合はリアルライバーにはできない企画を行えるため、よりリスナーさんが楽しんでくれるでしょう。
一例として、「ライバーが設定する条件達成で好きなアニメキャラの声真似披露」「仲の良いVライバーに電話してみた」などがあります。
ボイトレを定期的に行う
アバターの質以外にも、Vライバーは「声」も重要です。
Vライバーの魅力は様々ありますが、簡単に言うと「声」と「イラスト」であり、伸びているVライバーは「イケボ配信」などの声のカテゴリーを独自に持っている人も少なくありません。そのため、出来る限り自分の声質を良くするためのボイトレは定期的に行いましょう。
なお、ボイスチェンジ機能などといった、声を自由に変えれる機能があるアプリも存在します。
アバター+声で売っていくという意識
積極的にイベントに参加する
アプリ内イベントは注目度が上がるため、その分新規のリスナーさんが見に来てくれる可能性が上がります。
そもそもリスナーさんはとても気まぐれであるため、古参のリスナーさんが何人もずっと見に来てくれるということはトップライバーでない限り、やや非現実的なことなのです。そのため、イベントに参加して上位を狙うことで注目度を上げ、常に新規のリスナーさんを獲得し続けることが重要になってきます。
近年は様々なアプリでVライバー限定のイベントが開催されているため、月1回ペースで限定イベントに参加することをおすすめします。
まとめ
本記事ではVライバーにおすすめの配信アプリを解説しました。
Vライバーは初期準備がとても大変になるため、なるべくアプリ内でアバターの作成から配信まで全て完結できるものを選ぶのがベターです。また、配信はリスナーさんありきで成り立つため、常にリスナーさんへの感謝の姿勢を忘れないようにしましょう。